メッセージ

いまという時代。

ここではないどこか別のところに、
正解があるかもしれない。
いまの状態は、ありたい姿とは
かけ離れているかもしれない。
将来や未来は、現在より
もっと良くなっていないといけない。
だれかや社会に認められ、
きちんと価値を発揮しないといけない。

そんなふうに思うことが
あるかもしれないし、
思わされることがあるかもしれない。

いまという時代は、
社会から発せられるメッセージや
自分の中にある思い込みに
押しつぶされそうになることが
多いように思う。
だけど、本当に大切なものは、
「ここにある」のだと思う。

「ここにある」は、
存在じたいを大切にするためのことば。

地域づくりやコミュニティデザインを
するときは、その地域にあるものや
コトを活かして。
なにかをつくるときは、
その場所や組織の歴史的な
文脈を踏まえて。
文章を書いたりデザインを
したりするときは、
言葉にならないけれども
確かにある想いを汲み取って。

「いま、ここにある」ということを
大切にして生きていくことができれば、
社会は少しずつやわらかな
ものになっていくはず。
だから、わたしたちは
「ここにある」ということを
徹底して認め、リスペクトするための
仕事と活動をしていきたい。

新しいものは、きっと
「ここにある」ものから生まれていく。
「ここにある」もののかけ合わせ、
見せ直しこそが、
いまの時代に求められている
クリエイティブだと思う。
そして「ここにある」ものを使って、
完璧ではない、余白を
残したデザインをする。
それこそが、関わる人たちの
喜びとつながりを生み出す
最高の装置になり、生態系が生まれる。

だから、わたしたちは、
関わる人たちと一緒に
「ここにある」ことを楽しんでいきたい。

株式会社ここにある 代表取締役藤本 遼

ビジョン

すべての人が楽しみながら
わたしとしての人生を
まっとうできる社会に

大切にしている9つのこと

以下のコンセプトを大切にしながら、さまざまな活動・事業に取り組んでまいります。
ジャンルやスキルだけではなく、想いをともにできる方と、
本質的な価値をつくるために進んでいければと思っております。

  • 1

    カテゴライズと
    ラベリングは慎重に

    「分ける」ことで「分かる」こともあります。けれども、安易に分けたくありません。目の前のものやコトに対して、真摯に向き合う姿勢を大切にしたいと考えています。

    1
  • 2

    「やりますよ」から
    「一緒にやろう」へ

    サービスやコンテンツの提供からコラボレーション・共創へ。能動的に関わり合うことで、ともにつくり手になっていきたいと考えています。

    2
  • 3

    分かれたものを
    つなぎ直す

    時代が進むごとに分断されてしまったさまざまなものごとを、編集やデザインの力を使ってつなぎ直していきたいと考えています。

    3
  • 4

    前が見えないからこそ
    やってみる

    答えがわからないからこそ、ともに模索することができます。やったことのないことに積極的に取り組んでいきたいと考えています。

  • 5

    クリエイティブは安心からはじまる

    安心安全な環境をつくることが大原則。クライアントとの関係、地域の人たちとの関係、メンバーとの関係。安心感からクリエイションをはじめていきたいと考えています。

    5
  • 6

    「誰かのため」の前に
    「自分のため」がある

    仕事や事業は、他者のために行うものです。けれども、自分のため、自分たちのためにしていることが社会化される、という方向性も同じように大切にしたいと考えています。

    6
  • 7

    価値観は
    無限に広がっている

    社会や環境の変化が著しい中で、固定化するのがもっともリスクの高いスタンス。常に本質的な価値観を模索し、提示し続けたいと考えています。

    7
  • 8

    アナログ感とライブ感

    便利さや「生産性」以外の部分の価値はどこにあるのか。手間ひまや面倒な関わり合い、わかりあえなさの可能性を探り続けたいと考えています。

    8
  • 9

    コミュニティではなく
    生態系を耕す

    コミュニティは常に排他性をはらみます。排他性の罠に陥らないようにしながら、ゆるく、しかし確かにつながっていく生態系を生み出していきたいと考えています。